高校の推薦入試は、内申書と面接、そして作文試験で合否が決定します。 内申がいくら良くても面接や作文試験で不合格になるケースもあるそうですから、油断大敵ですね。 面接は学校や塾の先生に面接官役になってもらって、何度か練習すれば大丈夫ですから安心してください。 そうすると、最大の関門は作文。 「作文なんてどうやって対策すればわからない。」という人も多いかもしれません。 ここでは、作文試験を乗り越えるためのポイントと対策を解説します。

出題されるパターン

一般的に、推薦入試で出される作文のテーマには次のようなものがあります。
  • 高校生活、期待と抱負(高校で何がしたいか)
  • 友人、家族(人間関係)
  • 将来の夢
  • 中学生活について(何を頑張ったか)
  • 志望動機
  • 時事問題、社会問題
具体的には、以下のような形式で出題されます。
  • 「『10年後の私』について書きなさい。」
  • 「中学生活を振り返って、一番努力したことを一つ挙げなさい。また努力したことが高校生活でどのように生かせるのかを書きなさい。」
  • 「次の文章を読んで、社会貢献についてあなたの考えを述べなさい。」
  • 「グラフ(あるいは表)を読み取ってあなたの考えを書きなさい。」
このように、さまざまなパターンがあることを知っておきましょう。 どのパターンでも、試験では50分〜60分で600字程度の作文を書きます。(東京都立高校の場合) 「50分で作文なんて書けないよ。」と思われた人も多いのではないでしょうか? そう思った人は、対策が必須です。 逆に言えば、対策をすれば作文は怖くないということですね。  

対策その1〜事前に受験校の傾向を調べよう

最初に受験校の出題傾向を調べます。 入試問題の傾向は変わることもありますので、必ず同じような問題が出ると言い切ることはできません。 しかし、傾向を知っておくことは必要です。 できれば数年前まで、さかのぼって作文の過去問を見ておきましょう。 その際、試験時間や文字数もチェックしておきます。  

対策その2〜練習して本番に備えよう

作文が苦手な中学生が、何の対策もせずに作文試験に臨むのは無謀と言えるでしょう。文章が得意な人も緊張のあまり、実力が発揮できないかもしれません。 つまり、作文試験を受ける人は全員準備をしなければないということです。。 そして、準備の時に役立つのが先ほどの「入試問題の傾向」です。 インターネットで、過去問と類似した作文試験の問題を探してくださいね。 練習方法
  • 入試問題(過去問など)を準備
  • 原稿用紙、時計、筆記具を準備
  • 実際に時間を計って作文を書いてみる
さて、うまく書けましたか? 作文を、制限時間内に書くのは難しいということがわかったと思います。  

対策その3〜制限時間内に作文を書くために

なぜ時間内に書けないのか

時間内に書けない理由はいくつかあります。
  • 途中まで書いたが続きが書けない。書くことがなくなった。
  • 何を書けばいいかわからない。
  • 最初から諦めている。
 

途中までしか書けない原因

この中で一番多いのが「途中まで書いたが、続きが書けない。書くことがなくなった。」ではないでしょうか? その原因は、「思いつくままに書いている」からです。 では、どうすればいいのでしょうか? その答えは、ズバリ「最初に構成を考える」です。 構成を考えておけば、途中で書けなくなるということはありません。 入試の作文は制限字数がそれほど多くはありませんので、「序論、本論、結論」の3段落構成にすると書きやすいです。それぞれの段落で何を書くのかを考えましょう。  
内容 文字数の割合
序論 主題を示して説明 2割
本論 主題を裏付ける具体例を挙げて説明 6割
結論 主題についての自分の考えを述べる 2割
  例えば、「10年後の私について書きなさい」という課題の場合は次のようにします。  
内容
序論 10年後(25歳の頃)には、こんな人になっていたいという理想を書く。 (学校の先生になりたい、弁護士になりたいなど具体的に書く。なりたい理由も明確にする。)
本論 理想の自分になるためにはどうすれば良いのかを書く。特に高校生活でどのような努力が必要なのかを具体例を挙げて説明。 (学校の先生、弁護士になるには、どうすれば良いかを示す。)
結論 10年後の理想の自分についてさらに詳しく書く。ただし、序論部分の内容と同じにならないようにする。
 

何を書けばいいかわからない原因

作文や小論文の添削をしていると、クラスに1人くらいの割合で白紙の答案が見られます。 白紙で提出する人の大半が、何を書けばいいのかわからなかったと考えられます。 なぜ、何を書けばいいのかわからないのでしょうか。 それは一言で言うと「ネタ不足」です。 プロのライターも「ネタ」がなければ書けません。 つまり作文で大切なのは「ネタを集めること」なのです。 さて、どうやってネタを集めればいいのでしょうか。 プロのライターは、ネタを集めるために取材をしたりインターネットで調べたりします。 あなたも、プロのライターになった気分になって取材してみましょう。 取材といっても大げさなことではありません。「日常生活の中で、家族や友達との会話や話題に耳を傾ける」「新聞やテレビのニュース番組に目を向ける」それだけで良いのです。 大切なのはアンテナを張り巡らせて「作文の材料になるものはないか」を探すこと。気になることがあったら、取材ノートに記入します。1週間も経てばあなたの取材ノートはたくさんのネタで埋まることでしょう。取材ノートは面倒、という人はスマートフォンや携帯電話のメモ機能を使うと簡単ですよ。 その中から、作文試験に使えそうなものをピックアップします。  

最初から諦めてしまう人

白紙で出してしまうかもしれないという人も、どうすればいいのかわかったのではないでしょうか? 一度文章の書き方が身につけば、一生困りません。 大学に入るとレポートや卒業論文を書かなくてはなりません。 さらに大学院まで進むと、学会に論文を提出することもあります。 社会人になっても文章を書く機会は何度もあります。 その時に慌てないよう、今のうちから練習してみてはいかがでしょうか?

この記事のまとめ

  • 作文試験には事前の準備が大切
  • まずはネタを集めよう
  • ネタが集まったら作文試験のリハーサルをする
  • リハーサルは違うテーマで最低5回
  • 作文が書けない場合は原因を突き止めて対策しよう

-作文, 作文の書き方

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