読書感想文の書き方

  • 過去入賞作品
    読書感想文のプロが小学生の過去入賞作品のポイントを解説!
夏休みの読書感想文に頭を悩ませる方は多いはず。 読書感想文ってどうやって書けばよいの? このサイトでは2人の作文指導のプロが夏休みの読書感想文の手助けをします!
小山田明人 株式会社ネクストアド代表取締役
2015年まで公立中高一貫校の作文指導を行い、倍率10倍以上の試験で驚異の合格率30%超えを達成。現在はプロライター集団を束ね企業のメディア制作を支援する。
高橋順子先生
高橋純子 当サイト責任者
大手通信教育会社で小論文の添削を長年に渡って指導。現在は、株式会社ネクストアドにてライター原稿の編集作業を担当。課題図書のポイントや入賞作品の分析を徹底的に行います。
 

絶対読むべきコンテンツ

 

できれば読みたいコンテンツ

 

2017年度の課題図書

空にむかってともだち宣言
 

全国青少年読書感想文コンクールとは?

2017年で第63回を迎えるサントリーが主催する読書感想文コンテストです。分かりやすくいうと、小学校で出る読書感想文の宿題です。 >全国青少年読書感想文コンテストの公式サイトはこちら  

読書感想文の審査方法

このコンクールは、小学校・中学校・高校の先生がまず校内で審査し代表者を決めます。 そこで代表に選ばれた生徒(小学校で朝礼で賞状をもらう生徒)は、次の市区町村コンクール(審査)にすすみます。さらに都道府県コンクールがあり全国大会に進むようです。 まずは1次審査となる学校選考が非常に重要になります。学校の先生が代表を選ぶので唯一 「私情」の入る選考 になります。実際、普段から作文の得意な子、国語力がある子が選ばれるのは必然といえるでしょう。 しかし、それ以降の審査は実力勝負となります。「入賞する読書感想文書き方ネット」では、その勝負に勝つための読書感想文の書き方を過去の入賞作品から分析していきます。  

コンクール優秀作品から見る書き方のポイント

今回は、小学校低学年向けの課題図書「真夜中の誕生会」の読書感想文から優秀作品をご紹介いたします。
「人のことを思えるおかあさん」 福井県越前市武生南小学校 2年 川本 一よう------------------------------------------------------------------わたしのおかあさんは、しやくしょのおしごとをしています。くらくなってからしかかえってこなくて、おしごとなんか大きらいです。いもうとは、しやくしょのことを「しやくそー。」と言います。本当にそのとおりだなあと思うので、まちがっていても、そのまま聞いています。わたしのおかあさんにだって、学どうのおむかえにまい日きてくれるおかあさんになってほしいし、もっといいのは、おうちに一人でかえっても「おかえり。」と言ってまっててくれるおかあさんがいいです。でも、この本を読んでいて、さきちゃんのおかあさんが、びょう気の人をたすけようとしているのに、びょういんでもうまくたすけてもらえなくて、さきちゃんのおたんじょう日のこともとっても大じに思っているのにうまくいかなくて、どきどきがいっぱいになったとき、アッと思いました。わたしも、さみしい気もちがいっぱいになって、がまんしてもなみだがぽたぽた出てきて、おかあさんにでん話をしてしまうときも、わたしのおかあさんも、さきちゃんのおかあさんみたいに、一生けんめいにだれかのことをしているのかもと思いました。おかあさんは、せんきょとか田んぼとかのおしごとをしています。しやくしょには、いろんなおしごとがあって、いろんなおきゃくさんがくるそうです。おきゃくさんとうまくお話できなかったときには、もっとうまくお手つだいできたらよかったと、どよーんとしたかんじになっているときもあります。たくさんの人のために、いろいろな気もちになるおしごとなんだなあと思ったら、ちょっとすごいなあと思いました。おかあさんは、いつもわたしといもうとのことを一ばん大じと言います。わたしも、おかあさんが一ばん大じです。そんな大じなおかあさんが一生けんめいがんばっている大じなおしごとだから、いもうとが、こんど「しやくそー。」と言ったら、ちゃんと「しやくしょ。」と教えてあげようと思います。出典:http://www.dokusyokansoubun.jp/text60/stei.html
 

読書感想文の書き方のポイント

上記の読書感想文やその他学年の優秀作品を分析した結果、読書感想文の書き方は以下の5つのポイントが重要であることが分かります。
1. とにかく分かりやすさ重視で書く! 2. 主役は登場人物ではなく自分で書く! 3. 年齢に合ったほほえましさを忘れずに書く! 4. 入賞のカギは文学青年の人間臭さ! 5. ライターが必ず意識するペルソナを設定して書く!
 

読書感想文の書き方1 「とにかく分かりやすさ重視で書く!」

当たり前のことと思うかもしれませんがこれは非常に重要なことです。すべての学年の読書感想文にあてはまるといえるでしょう。じつは分かりやすい文章=伝わりやすい文章を書く簡単な方法が1つあります。これは普段、公立中高一貫対策の作文指導の際もよく伝えています。 『なるべく短文で書きなさい。一文はどんなに長くても3行までにしなさい』 文章は長ければ長いほど、主語と述語の距離が離れ、自分でも何がいいたいのか分からなくなってきます。これは読書感想文を書く際も同じです。 字数を増やしたいという理由で、やたらと一文が長くなってしまう生徒はよくいるのです。ですから、これを意識するだけでぐっと分かりやすい読書感想文が書けますよ。  

読書感想文の書き方2 「主役は登場人物でなく自分で書く!」

読書感想文の書き方で1番大切なポイントはここです。これは過去の優秀作品の結果から絶対外せないポイントといえます。 子どもに読書感想文を自由に書かせるとあらすじ説明になるケースが約半分です。これは最悪です。読書感想文は課題図書の内容紹介ではありません。 次に多いのが、あらすじ+感想をひたすら繰り返して書くパターンです。これは悪くはないのですが入賞するのは難しいでしょう。 では、どのような書き方が優秀な読書感想文といえるのでしょうか? 『自分の体験談と主人公の体験を擦り合わせ、自分主体で読書感想文を書くこと』 上で引用した川本さんの優秀作品はまさに王道パターンといえるでしょう。ですからまずは自分と主人公の共通点を探しましょう!  

読書感想文の書き方3 年齢に合ったほほえましさを忘れずに書く

これは言葉で説明するより優秀作品を見たほうが早いと思います。 例えば、川本さんの読書感想文は「小学校低学年」らしい幼さ、素直な気持ちがストレートに表現されています。「ほほえましさ」が前面ににじみでていますよね。 逆にポイント1の「分かりやすさ」とは相反する要素なので、特に低学年の読書感想文はこちらのポイントを重視した方がよいということになります。年齢があがるにつれ、ポイント1の比重を大きくしていくという書き方が正解といえるでしょう。  

読書感想文の書き方4 入賞のカギは文学少年の人間臭さ

読書感想文コンクールは、学年が上になるにつれ「ほほえましさ」→「文学青年っぽさ」必要になります。「文学青年っぽさ」というのは言葉巧みで、本と多く触れ合っている背景が案じられる文章にすることです。特に中学校や高校の部ではこのあたりが評価されます。 『どの年代にも共通してアピールできるのが「人間臭さ」です』 これは日本人がとても惹かれる部分です。文章に人間臭さを落としこむためには、体験談を通した人間関係・感情の変化・オリジナリティーが必要です。 小学校2年生の川本さんの読書感想文も「妹とのやりとり」や「母への感情の変化」が非常に人間臭さを醸し出しています。さらに決め手は「しやくそー」というほほえましさとオリジナリティーを兼ね備えるこの言葉です。 ここを狙って落とし込むとなるとかなりのテクニックが必要になってきますが、最後に読書感想文を見直す時の評価点として吟味してみてはいかがでしょうか?  

読書感想文の書き方5 ライターが必ず意識するペルソナを設定して書く!

「ペルソナ」とは読んでほしいターゲットのことです。例えば、この文章にも「ペルソナ」が設定されています。 『小学校低中学年の子どもの読書感想文を入賞させたいと考えている母親』 どきっとした方がいると思います。 優秀賞の例に小学校低学年の部の読書感想文をとりあげたのもこのためです。読書感想文の書き方の各ポイントでも必ず小学校低中学年が「書く」のではなく小学校低中学年に「書かせる」ことを目的とし文章が組まれています。 これは少なくともネクストアドのライターは全員行っている試みで読み手の共感を誘い興味を引き付けるのです。 実際、読書感想文を書くときに設定する「ペルソナ」はどんな人でしょうか? 『たくさんの同じような読書感想文を読み、つかれてきている審査員』 お分かりですよね?審査員の方はいくつもの読書感想文を読みます。そこで審査員の印象に残るためには疲れを吹き飛ばすレベルの体験談・オリジナリティーが必要というわけです。  

読書感想文の書き方まとめ

いかがでしたでしょうか?優秀な読書感想文の定義は対象となる学年によって異なります。ですから、どの学年にも共通でいえる読書感想文の書き方のポイントを以下にまとめておきます。 『主人公と共通する自分だけのオリジナル体験談をみつけ、できるだけ感情や心情をむき出しにし人間臭く仕上げる』 それでは皆さんのお子様の作品が優秀賞をとれることを心よりお祈り申し上げます。

投稿日:

Copyright© ママペディア , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.