
大手通信教育会社で長年小論文の添削指導を行っていた高橋順子が正しい作文の書き方を伝授します。
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公立中高一貫校の作文は意見文
一般的な作文の書き方の手順として以下がありますが本当にこれで作文が書けるのでしょうか?
「素材を集める」→「素材を選別する」→「素材を膨らませる」→「構成案を作る」→「作文を書く」→「作文を見直す」
基本的には正解ですが、作文の種類によってどこを重視するかが大きく異なります。公立中高一貫校受験の作文は「意見文」という意味合いが強いので「構成案を作る」という部分がカギになります。
試験時間も短く、400文字程度の作文にかけられる時間は約20分程度です。
つまり構成案の前までの素材集めは受験前にやっておく必要があるのです。
意見文は構成案が最も重要
では、公立中高一貫校受験(=意見文)の構成案はどのように作っていけばよいのでしょうか?
「結論を出す」→「理由を書く」→「理由を確固たるものにする根拠(体験談)を紐付ける」→「まとめる」
これらを繰り返し練習することで上手な構成が作れるようになります。
構成案には一貫性が必要
私は現在、IT企業の社長をしておりますがライターさんに書いてもらった文章を企業に提供し、それがこういったWebコンテンツになっています。
ライターを専業としている方でも構成が上手い人とそうでない人で評価が大きく分かれます。いくら文章が上手いライターでも構成が下手だとあまり評価されません。
これは余談ですが、作文(文章)においてそれだけ構成は重要なのです。
では優れた構成とはどういったものでしょうか?
それは構成に一貫性があることです。構成が下手な人は以下のことが起こります。
・言いたいことが多すぎて文章が飛散する
・文章内で結論が変わる
・段落と段落のつながりがなくリズムが悪い
そうならないためにも構成作成後に一貫性をチェックすることで良い作文を書けるケースが多くなります。
公立中高一貫校受験作文の書き方まとめ
ここまで簡単に説明してきましたが、特に公立中高一貫校受験における作文(意見文)は構成8・文章力2です。
もっと詳しく知りたい方は以下のコラムを参考にしてください。
具体的な書き方を指導しています。
>公立中高一貫校作文(適性検査)の書き方