神奈川の中高一貫校徹底解説

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神奈川の中高一貫校徹底解説

公立中高一貫校は、年々人気が高まり難易度も上昇しています。

東京大学の合格者には、私立の中高一貫校の卒業生が多く、一時期は「中学から私立に入らなければ東京大学には合格できない」という話が広まっていたほどです。私立の中高一貫校は、確かに魅力的ですが学費も高いということから、希望すれば誰もが入学できるわけではありませんでした。

その点、公立中高一貫校はその理由は、私立の中高一貫校と同様の教育が受けられる上に費用が格安です。それが、公立中高一貫校の人気の理由。実際に、公立中高一貫校は東京大学を始め数々の難関大学へ合格者を出しています。

ここでは神奈川の公立中高一貫校をご紹介しましょう。

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5月29日 14:05
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神奈川の中高一貫校一覧と受験状況

神奈川の公立中高一貫校は全部で5校です。

神奈川県中高一貫校一覧と受検状況
学校名   2018年度倍率 住所
県立相模原中等教育学校 中等教育学校 7.76 神奈川県相模原市南区相模大野4-1
県立平塚中等教育学校 中等教育学校 5.1 神奈川県平塚市大原1-13
横浜市立南高校附属中学校 併設型 5.34  神奈川県横浜市港南区東永谷2-1-1
川崎市立川崎高校附属中学校 併設型 4.3  神奈川県川崎市川崎区中島3-3-1
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校 併設型 7.08 神奈川県横浜市鶴見区小野町6

神奈川の中高一貫校の選抜方法

神奈川県の公立中高一貫校の選抜方法は、学校によって大きく異なります。
適性検査も各校独自の問題で、それぞれ特徴のあるものとなっています。
適性検査は2018年度分について解説します。

神奈川県立相模原・平塚中等教育学校

相模原中等教育学校と平塚中等教育学校の選抜方法は同じで、適性検査も同じ内容です。

適性検査Ⅰ

1.神奈川県の森林について書かれている資料、グラフから内容を読み取る問題
2.7枚の紙を二つ折りにして綴じパンフレットを作成。指定された位置の紙に振られたページ番号を書く。
3.箱で隠されている豆電球の回路を答える。
4.輸出入についての資料を読み、円高ドル安によって日本企業の利益が減る理由を説明する。

適性検査Ⅱ

1.AI(人工知能)について書かれた資料を読み自分の意見を述べる。
2.会話文からバスケットボールの特別ルールのねらいを読み取る。試合の続きを図で表現。
3.通学方法の資料を読み取る。時間、道のりのグラフを書く。
4.てこの問題。おもりの重さ、支点からの距離を求める。

グループ活動

自分の考えをまとめてみんなの前で発表する。みんなの意見をまとめてグループとして1つの案を作る。

調査書

調査書は小学校6年生、12月末時点での評定。

選考について

適性検査:グループ活動:調査書=6:2:1
以上の割合で点数を換算し、合格者が決まります。

グループ活動の点数の割合が調査書の倍という点が目を引きますね。

つまり、学校の成績がいくら良くても、グループ活動で失敗すると合格に結びつかない可能性があるということです。

横浜市立南高等学校附属中学校

適性検査Ⅰ

1.長文の資料を読み、資料の内容をまとめる。資料の内容について自分の体験を交えて考えをまとめる。
2.インターネット利用についての資料を読み取る。

適性検査Ⅱ

1.自転車についての資料を読み正しいものを選ぶ。
2.自転車のギアについての問題。
3.与えられた条件から、坂道の水平方向、垂直方向の距離を計算する。

調査書

小学校5、6年生、8教科の評定

選考について

横浜市立南高校付属中学校では、調査書はそれほど重要視されていません。
特に二次選考では適性検査の成績のみで合格者が決まります。
そのため、学校の成績があまり良くなかったという場合でも十分に合格できる可能性があるわけです。

一次選考

調査書:評定を点数化(3→10、2→5、1→1)、160点満点
適性検査:400点満点として点数化

調査書:適性検査=1:3として、上位から70名合格者を決める。

二次選考

一次選考の合格者以外から、適性検査の成績上位者20名を合格。

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校

適性検査Ⅰ

1.日本の工業について書かれている資料を読み取って空欄を補充する。
2.日本の伝統的な建築物についての問題、自分の考えを250〜300文字で書く。

適性検査Ⅱ

1.経口補水液に含まれてる塩化ナトリウムの濃度を答える。
2.浸透圧が生じる理由や経口補水液について答える。
3.経口補水液と体内の水分バランス調節について答える。
4.海水に含まれる塩分についての問題。
5.サッカーボールの展開図を塗り分ける問題
6.手回し計算機に関する問題。

調査書

小学校5、6年生、8教科の評定

選考について

一次選考

調査書:評定を点数化(3→10、2→5、1→1)、160点満点
適性検査:400点満点として点数化

調査書:適性検査=1:3として、上位から36名合格者を決める。

二次選考

一次選考の合格者以外から、適性検査の成績上位者男女それぞれ4名を合格とする。

川崎市立川崎高等学校附属中学校

適性検査Ⅰ

1.長文問題、慣用句、選択問題、300〜400文字程度で体験を踏まえた自分の考えを述べる。
2.トリアージについて説明された文章を読んで、答える。

適性検査Ⅱ

1.多摩川のアユについて書かれた資料を読んで答える。
2.解読コードについての問題
3.リニアモーターカーについての問題。

面接

川崎市立川崎高等学校附属中学校では集団面接が行われます。面接では個別に答える質問と、集団でのディスカッションがあります。

調査書

小学校6年の前期終了時(3学期制の場合は2学期)の8教科評定。

選考について

適性検査:面接:調査書=7:2:1
以上の割合で得点を換算し、上位120名が合格となります。
面接は調査書よりも重視されますので、事前の十分な準備が必要ですね。

神奈川の中高一貫には種類がある

中等教育学校

中等教育学校は、中学募集のみで高校から外部生は入ってきません。そのため、独自のカリキュラムが組みやすいという特徴があります。
そのため先取り学習も積極的に行われています。
6年間メンバーが変わりませんので、人間関係がうまくいかない場合は子供が辛い思いをする可能性があります。また、中だるみが起こりやすい、校風が子供に合わないといった問題が起こる場合もあります。

併設型

併設型は高校募集のある公立中高一貫校です。高校から外部生が入学してきますので、それが刺激となり中だるみが起こりづらいというメリットがあります。

ただ、内進生と外進生では、学力のレベルに差がある場合が多いのはデメリットですね。

高校では、特に差がつきやすい「英語、数学」などの教科では習熟度別にクラスを分けて対応しています。

連携型

連携型の中高一貫校では、教育課程の編成や教員・生徒間交流による形での中高一貫教育が行われます。
神奈川県の場合、愛川高校、光陵高校がこれにあたります。
光陵高校は横浜国立大学附属中学校、横浜国立大学と連携しています。

連携型の中高一貫校の場合、連携している高校へは、調査書や学力試験を受けずに入学できるというメリットがあります。ただし、光陵高校の場合は横浜国立大学附属中学から進学できるのは1クラスが上限とされていますので、注意しましょう。

連携型の中高一貫校のデメリットは、他校に進む生徒、他校から入学する生徒がともに多いため、独自のカリキュラムを組むことが難しいという点です。

神奈川の中高一貫校の学費はどれくらい?

中学校の学費

公立中高一貫校では、義務教育に当たる中学生(中等教育学校の1年から3年生)の学費は無料です。
県立平塚中等教育学校の場合、初年度納入金は95,050円、そのほかに制服、体操着、研修旅行の積立金が必要となります。

高校の学費

高校(中等教育学校の4年から6年生)では上記の諸費用と別に授業料(年額118,800円)が徴収されます。
「市町村 民税所得割額」が30万4,200円未満(世帯年収910万円未満)の場合は無料です。

神奈川の中高一貫校に合格するための勉強法

(小山田)

まとめ

神奈川県の公立中高一貫校にはメリットが多く、人気があるのも頷けます。
6年後の大学受験を見据えたカリキュラムは、私立の中高一貫校と遜色がなく、費用を考えると魅力的ですね。
ただし、その分難易度も高く合格するためには十分な対策が必要です。

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