小学生読書感想文の書き方を入賞作品から徹底分析!

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小学生読書感想文の書き方を入賞作品から徹底分析!

「どうせ書くなら、読書感想文コンクールで入賞させたい」

読書感想文を小学生のお子様に書かせるときに、誰もが一度は思うのではないでしょうか。

では、どうすれば入賞する読書感想文が書けるのでしょうか?

それは「審査員の心を掴む読書感想文を書くこと」です。

審査員が心を動かされるのはどんな読書感想文なのかを知る手がかりは、過去に入賞した作品にあります。

今回は過去のコンクール入賞作品から、小学生の読書感想文の書き方を分析します!

分析通りに読書感想文を書いていけば、あなたのお子様も入賞に一歩近づきますよ。

スマホDE感想文

小学生読書感想文の書き方準備編

読書感想文のスタートは本選びから!書き方を学ぶ前の準備をチェックしていきましょう。

小学生の本の選び方

小学生の場合、本は課題図書から選ぶようにしましょう。

小学生の課題図書は低学年、中学年、高学年とそれぞれ3冊ずつ用意されています。その中から単純に面白そうな作品を選ぶのが良いと思います。

読書感想文全国コンクール公式サイト小学生課題図書

この課題図書の読書感想文がほとんどの小学校で夏休みの宿題になります。

読書感想文作成に向けた本の読み方

次に本よ読んでいきます。小学生の場合、お家の人が横について音読ができるとベストです。小学校低学年や中学年ははこの時に質問をしながら本を読んでいきましょう。

「自分だったらどう思うかな?」
「どこが1番気に入った?」

そして、お子様の言ったことをメモし付箋を貼っていきましょう。

付箋

小学校高学年や作文の得意な子は、気に入った部分に付箋を貼らせていきましょう。この付箋は、後で構成を考える際に非常に役に立ちます。

あくまで、自分で書くのですが、お家の方がその補助をしてあげると良い読書感想文に仕上がり、お子様にも達成感が生まれると思います。

小学生は何文字の読書感想文を書けば良いのかチェックする

小学生の読書感想文の文字数は低学年で800文字(原稿用紙2枚)、中高学年で1200文字(原稿用紙3枚)です。

入賞作品文字数 制限字数 割合
768 800 0.96
1,193 1200 0.99
1,176 1200 0.98

上から、小学校低学年、中学年、高学年の入賞作品の文字数とその割合です。

コンクール入賞作品ではどの児童も96パーセント以上書いています。つまり、最低でも95パーセント以上書かなければ入賞は望めないと考えてよいでしょう。

しかし、必ずしもコンクール入賞だけが目的ではありません。単純に夏休みの宿題として読書感想文を書く場合、小学生はそれほど文字数を気にする必要がありません。

それよりも、自分で読書感想文を書けたと言う達成感を優先させてあげてください。

読書感想文の構成を決める

最後に、読書感想文の構成を決めていきます。

後ほど書き方は詳しく説明しますが、小学生の場合、構成は以下の3段落にします。

  • 書き出し・あらすじ
  • テーマ(主題)
  • 締め
  • 構成に沿って箇条書きで埋めていくのですが、特に低中学年はお家の人の補助が必要です。

    先ほどの付箋を活用し作っていきます。

    読書感想文構成例

    小学生の場合、文字数も少ないので構成の段階でどこに何文字と細かく設定する必要はありません。

    とにかく気になったところをどんどん箇条書きで書いていきましょう

    小学生読書感想文の書き方実践編

    小学生書き出しあらすじの書き方

    有名作家も、一番悩むのが「書き始めの一文」という話を聞いたことがあります。つまり、冒頭の一文というのはそれだけ大切なのです。

    低中学年の場合は、お家の人が書き出し部分の構成に基づいて質問をしてあげてください。
    「どのセリフが1番好きだった?」
    「ここで自分だったらなんて言う?」

    自分で書く場合、ポイントは、「いきなり冒頭に大切なことを書く」ことです。

  • 作中で、一番心に残ったセリフ
  • 作品を読んで自分が思わず呟いた言葉
  • 作品を読んで思い出したこと
  • 「なぜそのセリフが心に残ったのか、どうして自分がそう呟いたのか、なぜその体験を思い出したのか」その理由を書いてみましょう。

    具体例を交えながら書くと説得力があります

    次に簡単にあらすじを書いていきます。要約の要素があるので低学年には少々ハードルが高いので手伝ってあげましょう。自分で書く場合は本のあらすじを参考にすると比較的簡単に書くことができます。

    小学生の読書感想文は文字数がそれほど多くありませんので、詳しく書きすぎると自分の考えが十分表現できません。文字数は200文字程度あれば十分です。

    最初の一文、第一段落に力を入れることで、読む人は「冒頭が面白いんだからきっと中身も面白いだろう」とワクワクします。
    実際に上位入賞した作品の冒頭を見てみましょう。

    小学生入賞作品から見る優秀な書き始め

    第62回小学校低学年の部 最優秀作品

    「うわあ、ダンゴムシがいっぱあい。」
    はたけにくさむしりにいったら、そう大くんが見つけたよ。みんなで手にのせてさわっていたら、せなんくんが、
    「ダンゴムシってなにをたべるのかなあ。」
    っていった。かなちゃんが、
    「はっぱじゃないの。」
    っていうから、わたしのとうもろこしがたべられちゃうってしんぱいになったよ。すぐに先生からずかんをかりて、ダンゴムシがなにをたべるのかをしらべたら、おちばをたべることがわかってあんしんした。そうしたら、もっとダンゴムシのことがしりたくなったよ。

    第62回小学校中学年の部 最優秀作品

    「えっ、何で?ふつうぎゃくちゃうん?」
    『さかさ町』を読んで、わたしは友だちに言われたこの言葉を思い出しました。わたしの家では、お父さんが毎日朝ごはんを作ります。それを友だちに話したとき、とてもびっくりされたのです。そして、わたしも、友だちの家ではお母さんが朝ごはんを作っていることを知って、「えっ、何で?ふつうぎゃくちゃうん?」と思ったのです。

    第62回小学校高学年の部 最優秀作品

    「サマーのようになりたいな。」
    わたしは、つぶやいた。サマーは、だれも近よろうとしないオーガストと毎日いっしょにランチを食べている女の子だ。
    ビーチャー学園の生徒たちは、新しく入学してきたオーガストの顔にびっくりして、近づこうとしない。オーガストのことを「奇形児」とか「ゾンビっ子」とか呼んでいる。うっかりオーガストにさわってしまったら、三十秒以内にすぐ手を洗わないとペスト菌がうつってしまうという遊びまでしているのだ。もし、わたしが学校でオーガストのような子に出会ったら、きっとびっくりして怖いと思ってしまうだろう。わたしも、ビーチャー学園の生徒たちといっしょだ。なさけない。

    引用:第62回青少年読書感想文全校コンクール

    どの作品も「誰かのセリフ」で始まっていますね。冒頭のセリフには、「問題提起をする」「自分の考えをはっきりさせる」効果があることが分かります。

    小学生は、気に入ったセリフ、その場面を見て自分が思わずつぶやいたセリフを書き出しに持ってきてください。

    POINT
    小学生読書感想文の書き方で押さえておかなければならないポイントが入賞作品をみるとわかります。それは、各学年の言葉づかいの違い「らしさ」です。低学年の入賞作品は可愛らしい感じ。中学年の入賞作品はやんちゃな感じが出ていますね。下の学年になればなるほど「らしさ」が入賞のポイントになりますので、文法的なことは無視して、できるだけ本人の言葉を使い書いていきましょう。

    小学生の主題の書き方

    第二段落では、前の段落で導き出した主題を詳しく書いていきましょう。

    思ったことを漠然と書いていくだけでは、まとまりがなくなります。構成を参考に書いていきます。

    夏休みの宿題の場合は細かいことはあまり気にせずに、自分が気になった場面とそこで感じたことをどんどん書いていきましょう。

    とにかく、1つの作品を自分で作り上げていくということが重要です。

    コンクールで入賞を狙う場合は、

  • 主人公が自分だったらどうするだろう
  • 自分が主人公の友達だったらどうするだろう
  • このように立場を変えて考えると深みのある感想文になります。また、登場人物に対する疑問や、自分との考え方の違いを書いても面白いですね。

    小学生コンクール入賞作品から見る優秀な主題の掘り下げ

    以下の読書感想文は「体験談」という要素を入れつつ、ダンゴムシに語りかけています。

    わたしがこの本を気にいったのは、まっ白なまるちゃんを見たからだよ。
    まるちゃんは五十ぴきのきょうだいとおかあさんのおなかから生まれたんだね。わたしはダンゴムシの赤ちゃんを見たことがないから、まるちゃんがとってもふしぎだったよ。それは、小さくて白くて、でもおかあさんとそっくりで、からとあしがたくさんあるところ。だから、生まれてすぐに、もうまるくなったり、ちょこちょこあるいたりできるんだね。ダンゴムシはえびやかにのなかまだということやおかあさんのうんちをたべることや七かいくらいだっぴをして大きくなることもわかった。

    具体例(赤字の部分)をあげてダンゴムシに対する理解が深まったことを示しているため説得力がありますね。

    また、語りかけるような文章を書くことにより絵本の一節を読んでいるような印象を与える文章に仕上がっています。小学校低学年らしい(入賞に欠かせない「らしさ」がよく出ている)感想文と言えましょう。

    小学生の締めの書き方

    最終段落は、冒頭と同じくらい大切です。今まで述べてきたことは、すべて最終段落の内容を裏付けるものと考えてください。

    一番やってはいけないことが「最初の段落の繰り返し」になってしまうこと!

    最終的な自分の考えをまとめるとともに、この本を読んだことで自分がどんな影響を受けたのかを書くこともオススメです。

    入賞作品から見る優秀なまとめ

    わたしの家では、お父さんが朝ご飯を作ってくれるおかげで、お母さんはきめられた時間までにし事場に行くことができます。友だちの家のように、これとはぎゃくの家もたくさんあるけれど、この本を読んで、どちらも正しいと思えるようになりました。これからは、自分が「さかさ」だなと思っても、自分の考えだけが正しいと思わずに、あい手の立場に立って、「さかさ」を楽しみたいです。

    赤字の部分で、自分が本を読んで受けた影響を明示しています。他の人に「この本を読んでみたい」と思わせる内容となっていますね。

    小学生読書感想文書き方最終チェックリスト

  • 誤字脱字のチェック
  • 学年に対応した言葉づかいがされているか
  • 一度読み返して内容がわかりやすいか
  • 内容に一貫性があるか
  • 主題の根拠があるか
  • コンクール入賞狙いの場合、この5つを確認し、校正作業に入ります。

    以上が小学生読書感想文の書き方です。

    中学生と違い、文法や構成を細かく意識する必要はありません。それよりも、自分の思ったことをしっかり自分の言葉で書くことが大切です。

    教育改革で今の小学生はより自分をアピールする能力が求められます。自分の考えを文章にする読書感想文はその第一歩です。まずは自分の力で1つの読書感想文を完成させることを目指してください!

    それでも読書感想文がかけない人は?

    それでも読書感想文の書き方がわからないという人におすすめなのがママペディアが開発した「スマホDE感想文」。

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